2013-01-01から1年間の記事一覧

火の粉 雫井脩介

先ず、「現実逃避出来る本」であり、いい年してここ最近落ち着きのない私でも集中することが出来るという厳しい条件のもと、とにかく怖いものを読みたくて、色々調べて そして買った一冊。期待を裏切りませんでした。この犯人のしたたかさが一番おそろしかっ…

冷血 下

冷血 下 正直私はカポーティの「冷血」はDVDでしか観ていません。DVDも充分見応えがあり、胸にずしっときましたが。全くの考え無しに一種ののりで、人を殺してしまう、人のこういった業は、いくらでもありえると思います…自分が仕事で関わっている小学生達が…

冷血 上

冷血 上 高村薫さんは大好きです。この人の書く内容は、詳細な事柄まで徹底的に調べられていて嘘がありません。ノンフィクションなのに です。出会うべくして出会い、成り行きで強盗殺人をしてしまう二人組。若い二人が一家惨殺までして手にいれたものは?!…

64(ロクヨン)

兎に角、主人公が男らしいっ!!毎食の献立や洗濯物の合理的なとりこみかた(いかに怠けるか)にしか脳細胞を刺激してない、ふやけた頭の私には、異次元とも言うべき警察内部の世界。本当に頑張る中年男のこれぞ、男気! 警視庁の広報室という、これまた微妙な…

サラの鍵

一言でいうと…「きつい!!!けれども絶対読むべき!!一冊」です。 「サラの鍵」 【感想】 精神的に健康な時に読むことをおすすめします。ましてや子供好きな人は一息 には読めません。 でも、人間が本当にしたことから、目をそらすことは出来ないかなと思…