楽園 上下 宮部みゆき
あー面白かった。
そして、あー泣けました。
私にも、もう大きいですが、娘が二人います。今でも本当に可愛い我が子です。
『楽園』には、12歳の息子を亡くした敏子さんという、それはそれは、優しさに溢れた「おばさん」風なお母さんが出てきます。
この敏子さんにとても感情移入してしまいました。彼女が泣く場面では、必ず一緒になって涙していた私。💧
この敏子さんの亡くなった息子さんの等(ひとし)君に不思議な能力があるらしいことを調べていくうちに、別の事件に巻き込まれていく主人公の前畑滋子。
この滋子さんは、あの『模倣犯』で活躍した滋子です。だからと言って『模倣犯』を読んだことがなくても、全く問題はありません。
人情味豊かな旦那の昭二さんや秋津刑事に支えられ、またまた事件を真相究明に導くのです。
最初の数ページを読むと、どうなるの?どうして?とどんどん先の展開が気になって仕方なくなる、読者の脳を掴んで離さない宮部さんの巧い筆運びに、気づけば、終章を読んでいました。
日常に疲れた貴方、平坦な毎日に少しスパイスを求めたい貴方にオススメです!!
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オススメの癒しの一冊です!
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ソロモンの偽証 第一部~三部
宮部みゆきさんには、いつも大変お世話になっています。といっても知り合いではなくて、宮部さんの本で色々助けられたからです。娘のハリーポッターの隣に彼女のハードカバーが狭い我が家のちいさなちいさな書棚にずらりと並べられています。江戸時代の人情物もちょー好きです。
ソロモンの偽証の第一部が本屋さんに並べられた時、待ってましたとばかりにすぐにレジに並び、気がつけば家事もそっちのけで夢中になって三日でこの厚さをクリアしました。ハリーポッターの続きを心待ちにして、本屋に駆けつけた私の長女よろしく、第二部が出るのが待ち遠しくて…本当に本当に楽しませていただきました。
本の好きな方ならこの気持ちきっとわかりますよね〜(≧∇≦)
ソロモンの偽証には、私の大好きな中学生が沢山登場してきます。皆感受性が豊かで、それぞれの個性があって、なかなか魅力的なキャラクターが次々登場します!話の展開に惹きつけられながらも、涙や笑いを誘う宮部みゆきさんならではの魅力がたっぷり詰まったこの一冊(三冊')!お勧めです!
お話はある中学生の男の子が屋上から飛び降りて亡くなっていたのが見つかるところから始まります。